良い刺激

広島の梵英心内野手(31)が30日、来季は一から出直して遊撃手のポジションを奪い返すことを誓った。今季は6月下旬に左膝を負傷し、戦線離脱。その後1軍に戻れなかっただけに「来年は最後まで出たい」と険しい表情で訴えた。この日は廿日市市の大野練習場でリハビリを行った背番号6。来春のキャンプには百パーセントの状態で臨み、元気な姿をアピールする。

 大野練習場の片隅で、黙々とバットを振った。左膝の状態を確認しながらのティー打撃。乾いた打球音が、室内に鳴り響く。不完全燃焼に終わった2011年。梵は悔しい思いを胸に、来季に向けて白球を振り抜いた。