日本より有名

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は28日発表した2011年1〜6月期決算報告書で、09年にスズキとの間に結んだ資本・業務提携について、7月以降、見直す作業を進めていることを明らかにした。

 具体的な内容は明らかにしていないが、VWは「スズキとの戦略的な関係は想定よりゆっくりとしか進んでいない。現時点では、望ましい強い関係が実現できていない」と指摘した。

 VWは09年12月、スズキと資本・業務提携を結び、スズキ株の19・9%を保有する筆頭株主となった。しかし、具体的な事業での協力は進んでいないうえ、スズキが「対等な関係になっていない」とVW側に反発していた。

 スズキ関係者は28日、VWとの関係について「関係改善に向けてVW側が歩み寄っていると考えている」と述べ、現状の提携関係に急激な変化はないとの見方を示した。