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9日午前のロンドン外国為替市場は、世界経済の先行きに対する強い懸念を背景に円買い・ドル売りが継続し、円相場は一時、1ドル=76円98銭まで上昇した。76円台を付けるのは政府・日銀による4日の為替介入後初めてで、過去最大の4兆円規模を投じた介入の効果は4営業日しかもたなかったことになる。
 正午(日本時間午後8時)現在は77円00〜10銭と、前日午後4時比60銭の円高・ドル安。
 一方、この日開催される米連邦公開市場委員会FOMC)の結果を見極めたいとの気分が強いほか、「76円台を前に政府・日銀の追加介入が強く意識されている」(邦銀筋)こともあり、一段の円高には歯止めがかかっている。
 ただ、「世界的な円高の流れに逆らう介入に効果はない」(複数の市場関係者)との見方も多く、ある市場筋は「戦後最高値(76円25銭)の更新も時間の問題」と指摘していた。