ハード面ばかりでなく

大日本印刷 とNTTドコモ は、紙とデジタル形式双方の書籍を販売するハイブリッド型総合書店を運営することを目指し、共同事業会社「株式会社トゥ・ディファクト」を同年12月21日に設立すると発表した。まずは来年1月上旬から電子書籍の販売を開始する.

  両社はこの8月に、電子出版のビジネスに関する業務提携に向けた基本合意を締結(上記動画参照)。この合意に基づき、やや遅れる形となったが
12月21日に基幹会社となる新会社「トゥ・ディファクト」を設立する。出資比率は大日本印刷51%・ドコモ40%・大日本印刷の子会社CHIグループが9%。

  同社では大日本印刷がすでに運営している電子書店の「honto(ホント)」をベースに、ドコモの情報配信システム・決済システムを用い、
ドコモのスマートフォンタブレット型端末、電子書籍リーダーに向けて、電子書籍の配信を開始する。電子書籍の取扱い領域については、
大手出版社をはじめ200社ほどから約10万点をめどに拡充を図る。さらに多様な形式に対応した電子書籍を販売することを目指す。

 今後は電子書籍の販売サイトと、すでにCHIが運営しているオンライン書店「bk1」とシステム統合などを行うことで、
「一つのサイトで電子と紙の書籍購入を可能」とするサービスの実現を図る。その上、大日本印刷グループにあるリアルな書店「丸善」「ジュンク堂」「文教堂
とも連携を図り、「電子書籍の販売」「オンライン書店」「リアル書店」を目指していくという。

この分野はipadをはじめとしたハード面ばかりがクローグアップされてきましたが、本格普及の為にはソフト面の充実と標準化が
欠かせません。当然日本だけではなく、携帯の様に”ガラパゴス”にならない様にグローバル標準が必須になります。

一方、今までの書籍を電子化するといったニッチサービスも筍の子がニョキニョキ生えるように立ち上がってます。
書籍で保存するまでのないが、後で読み返したいといった人間の心をうまく捉えています。