名前が悪いのか

インド国民12億人の巨大市場に新旋風を巻き起こすと期待された同国自動車大手タタ・モーターズ(Tata Motors)の「世界一の低価格車」ナノ(Nano)が、予想外の売れ行き不振にあえいでいる。

 インド自動車市場そのものは急拡大を続けており、他社の小型車の販売は好調だ。日本のスズキ(Suzuki Motor)のインド子会社、マルチ・スズキ・インディア(Maruti Suzuki India)が製造するアルト(Alto)は、ナノの次に低価格とはいえ、価格差は2倍近い。にもかかわらず、11月に3万3000台を売り上げた。

 ナノ不振の背景には、相次ぐ発火事故や製造の遅れなどが指摘されている。

 建て直しに躍起のタタは今月、ナノの保証期間を18か月から4年に延長し、メンテナンス契約を月額99ルピー(約180円)で提供する「タタ・ナノ・ハッピネス・ギャランティー」キャンペーンを実施。さらに、48時間以内に申込者の9割に自動車ローンを提供する新たなローンも開始した。


安かろう悪かろうは今も昔も売れないと思います。人間は便利さに直ぐなれてしまう生き物です。今まで上位グレードではないにせよ優秀な外国車を乗っていた人間に
言葉は悪いですがいかに安かろうが”ガラクタ”同然のモノはいりません。またIT先進国なのでネットを通じて欧米や日本車等で優秀で安い車の情報が溢れてます。
わざわざ優秀じゃないモノを買う人間も少ないと思います。

逆のこの記事にもありますが、日本のスズキは早期からインドへ進出し、大衆の心をつかみ今や日本車=スズキの図式をインドで作り上げてます。
日本じゃ最近敬遠されている軽自動車があちらでは売れ筋なのが皮肉な話です