仕方ないのか?

菅直人首相は22日午後の記者会見で、東日本大震災の復興に向けた2011年度第2次補正予算について、財源確保には国債発行が必要との考えを示した上で、国債償還には増税も選択肢になるとの認識を表明した。復興の推進機関として構想する「復興実施本部」への野党参加を呼び掛ける一方、自民党が求める早期退陣は否定した。
 首相は政府、与党が6月編成を目指す2次補正について「相当な規模になる」と強調。財源調達では、赤字国債と別枠の「復興再生債」を念頭に「一時的に国債の活用を含めて充てていくことが必要になる」と述べた。同時に、国債償還のための消費税を含めて増税論が浮上していることに触れ「しっかり議論したい」とした。