責任逃れ

菅直人首相は8日午後の衆院予算委員会で、中国漁船衝突事件の映像流出問題について「政府機関から何らかの形で流出したと判断した。国家公務員法違反はほぼ間違いなく、告発している。政府として管理不行き届きだった。おわびしたい」と陳謝した。
 責任については「最終的には政府の責任者としての私にある」と強調したが、「まずは(漏えい)原因を徹底的に究明することが第一だ」とも述べた。同時に閣僚の責任に関しては「捜査で原因、事実が判明すれば、より具体的な責任も明らかになる」と捜査を待つ考えを示した。自民党塩崎恭久棚橋泰文各氏への答弁。

 仙谷由人官房長官も「管理監督に当たる立場にある者として国民に誠に申し訳ない思いだ」と陳謝。ただ塩崎氏が求めた映像の全面公開に対しては、捜査情報であるとしてあらためて拒否した。

 秘密保全に関する法整備に関して仙谷氏は「(同盟国や友好国に)情報を漏出する国との疑いを生じさせれば、有益な情報は入ってこなくなる。早急に制度を検討し、成立を図りたい」と強調。質問した自民党石破茂氏は「全面的に協力する」と後押しを約束した。

もう民主党も長くないですね。